実家に帰る
いまから実家に帰る。
いま住んでいるところから約1時間離れたところにある実家には、母と兄が住んでいる。(父は祖母の介護のため父の実家に帰っている)
実家に帰ると何もしない。
おそろしいほど、何もする気がおきない。
原因はわかっている。母が大体なんでもやってくれる。「あんたたちぼさっとしてないで夕飯の準備手伝いなさいよもぉ〜!」などと言いつつ、65歳の母はぼさーっとしている子らを横目にてきぱき家事をしている。
そして自分は何をしているかというと、はてブを見たり、FGOをしたり、Twitterで友達腐女子の動向をみたりしている。中学生かっちゅーだらけぶりである。
……よく考えると同棲している彼は、二十うん年間こんな暮らしをしていた私と一緒に暮らそうと決めたのだからなかなか勇気がある人だ。
でも、でもでも、彼と暮らしている家に戻ると私もかなりパキパキ動ける。おそらく「自分が動かないとはじまらない」状態になってはじめて動けるようになるんだろう。真性のものぐさじゃなくてよかった……。
もう少し母親を労らねばと思う一方、こんなになんでもしてもらえて、かつ気兼ねなくごろごろしていられる喜びはそうないよな〜と思うと、ついつい甘えてしまう。ごめんね母さん。ありがとう母さん。娘はすっかりマザコンです。
今日は皿洗いくらいはする。
す、するはず……。