モャッパ!

生きにくいよを生きやすく

ゆるフェミ考える

気になる記事がござったので。

togetter.com

 

私は腐女子だ。小学四年生から二十ウン年やってる。

加えて、兄の机にあったセーラームーンエロ本を読み、父の箪笥に隠されたエロ雑誌を隠れて読む、そんなエロ好き女子でもある。エロっていいよね!

そしてフェミである。といっても「女の権利のためにいざ立ちあがれ!」系の活発なやつではなく、女も男もお互い気楽に生きていけるように、既存の偏見がなくなるといいなーみたいなゆるっとしたリベラルフェミだ。ゆるフェミ。

余談だけどレディースデーがあるならメンズデーがないのは変だよなー。

 

さて、そんな身としては「BL好きはポルノ依存症!」というコメントに反応せざるをえない。

自分はブコメで、

「フェミであり腐女子である身としては、おもしろい展開になってきたな感ある。性嫌悪派は女性の性欲も否定するんじゃー。/個人的には性犯罪(性暴力)と性消費は分けたほうがいいと思う。でないと本当の問題が霞む」

的なことを書いた。基本的には「男がするにしても女がするにしても、性消費そのものは悪いことじゃない。ただし望んでいない相手に性消費されろと強要したら犯罪だ」というスタンスだ。

異性を性的な目で見て性的興奮を得ようとするのは生物としていたって普通なことだろう。美女や美女を模したものにおったてるのも、イケメンやイケメンを模したものを見て股を濡らすのも、別におかしなことではない。

(性消費には性消費なりの問題があるのだけれど、ひとまずおいとく。)

 

ちょっと話はズレるけれどsteel_eelさんが

「性嫌悪団体は性嫌悪団体であって、フェミニズム団体じゃないですってハッキリ区別していく必要があるのでは」

と書いていらっしゃるのを見てハッとした。確かについつい文脈から急進的フェミ団体だと思ってしまっていたけれどPAPSという団体はあくまで「ポルノ被害と性暴力を考える会」のようだ。そこのところは気をつけたい。(規制憎し男叩き憎しの人にとっちゃ同じに見えるやもしれんけど。)

 

当然だけれど、性暴力もポルノへの出演強要も、どちらもきちんと犯罪として取り締まる必要がある。「他者を傷つける行為」は罰せられるべきだ。被害にあった女性たちのために社会のあり方を考える団体があるというのは、とても心強くて良いことだと思う。

ただ「ポルノ」そのものが撲滅すべきものかと言われれば、私にはそうと思えない。エロ漫画やエロ本によって私が学習したものはたくさんある。一番大きいのは「セックスの楽しさ」だ。

性的なものを遠くに置いてきていた友人らに性的な相談をされたことは数え切れない。エロ本に触れてこなかった女性は「性的興奮がよくわからない」「本でやり方はわかっても、セックスしていて気持ちよくなれない。苦痛」「子供はほしいけど彼氏/夫とはしたくない」という友人の多いこと。エロ本をしこたま読んできた身としては彼女らのいうことがものすごく意外だった。セックス行為を楽しむのに、ポルノは良い役割を果たしてくれる。

ただ市井に出回るAVを信じ込み「前戯は短く!ピストンは激しく!痛そうなのは感じてる証拠!めざせ潮吹き!」みたいなことを信じて暴力に近しいセックスを強いる男性がいることも確かではある。そして出演強制はまぎれもなく性暴力だ。

でも、ポルノが性暴力に加担しているかどうかという点については、真剣に議論したい人にお任せする。

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(ただこの主張を見るに、ツイートしている方は目的のために思考停止している気がする。生物として重要な生殖にかかわるものをタバコに例えるのはいかがなものか。あと百歩ゆずってタバコに例えるとしても、「喫煙者が所定の場所で吸う」みたいな住み分けを徹底させればいいだけの話では。)

 

とはいえ、PAPSがただ性嫌悪をしているわけではなく、社会的弱者女性の立場に立って発言しているという点を見ることも大切だ。

「ポルノをなくして!」というのは、無理やりに契約を結ばされて泣き寝入りした女性たちからして見れば切実な願いだ。ポルノなんてものがなければひどい目に遭わなかった!と思うのは普通だろう。

ではポルノ表現は公的な場から撲滅すべきか?といえばそれは違うと思う。前述したようにポジティブな学習をすることができるからだ。

それにそもそも性を売りたい人も買いたい人も必ずいるからなくならず裏で取引されるようになる。そうなると隠されるからこそ叩くのが大変になり、最終的に禁酒法のような状態になることは目に見えている。

 

本当に性被害を無くしたいというのなら、本来するべきことは「ちゃんとした性教育」だと思う。

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幼い頃から、良いセックスとは何か、性犯罪に巻き込まれないためにどうするべきかを伝えていくことこそ、性犯罪をなくすために必要なことじゃないだろうか。

「BL好きな女はポルノ依存症だ」など、性的なものを欲する気持ちを病気だと言って否定すれば、むしろ性に対して後ろ暗さを抱かせる。「この気持ちは異常でよくないものだ」と思った時、性に対する見方は歪み、結果、正しい知識を持たないまま鬱憤をためてしまうかもしれない。

これは男性も同じだ。「ポルノを見る男は性欲まみれの獣だ」などと言われれば、性欲が湧くという自然なことをやましいことのように感じ、女性への接触にためらいを感じて、できるはずの交際ができなくなってしまうかもしれない。それは結構!おとなしく牙を抜かれろ!という過激な人間もいるだろうけれど、それは相手に精神的な傷をつけているとも言える。そんなことをするより正しい性知識と倫理観を持たせることのほうがよほど有意義だろう。

ポルノの及ぼす悪影響を叫ぶことは意味のあることだと思う。被害女性たちを救うことはとても大事だ。けれどその叫び声が、背景を知らない普通の人にとっては「性的な表現物を楽しむのは異常者だ」という脅しだと感じる場合もあることを考えてほしい。その脅しは本来望むはずの方向の逆へと人を導いてしまうのではないだろうか。

 

 最後に。ASAPについてバックヤードを調べてみたら、創設理由などけっこう興味深かった。実際にAVに出るよう強制され泣き寝入りしていた女優さんたちにとっては心強い団体なのかもしれない。(それだけにむやみに攻撃的な発言をせず、被害者や被害者になりそうな人たちのために頑張ってほしいと思う。)

 

なんかいろいろ書きたくなったらあっちこっちに話がとんでしまったぜ……ところで私の好きなBL展開はまったく性格の違う男同士が衝突し喧嘩しつつもピンチとなれば助け合い、お互いのことを少しずつ知ってゆき、いつしか理解できる唯一無二の存在となりいつしか体もつながりあう、みたいな感じだぞジョジョーッ!!!!

 

 

 

FF15がやってきた

昨日、おうちにPS4とFF15がやってまいりました。

買ったのは私ではなく一緒に住む彼なので、横でぼへーっとゲーム冒頭を見ていたのですが、これはなかなか…なかなか面白い!

もともとドラクエが好きで、FFは「なんかキャラデザがスカしてて(特に10以降くらいから)ムカつくから好きじゃない派」だったのですが、これはいい気がする。いける気がする。

 

理由1 よくみるとあんまりカッコよくない

一見ビジュアルバンドみたいなナリした王子一行ですが、よくみると意外と普通な顔をしています。ていうか王子は地味顔だ!これに妙な安心感がうまれます。でもビジュアル系が好きな人にはビジュアル系として受け入れられるちょうどいい塩梅のキャラデザです。うまい。攻殻機動隊みたいなメニュー画面とかもギャグとして見るとえらい面白いんだよなぁ。

 

理由2 ビジュアルを生かしたギャグがいい

毎回夕飯をつくってくれるイグニスというキャラが、献立を選択すると「今日のメニューはコイツに決まりだぜ」といわんばかりに最高クールに指を鳴らします。たとえメニューがおにぎりでもね……☆ 黒づくめのバンドやってそうなあんちゃんがめっちゃ綺麗な三角おにぎりを作ってくれるのはジワジワくるものがある……あとやたら記念写真撮る奴とか、わけのわからんおもしろ機能が多くて楽しい。

 

理由3 画面酔いしない

コールオブデューティとかイカちゃんとか、横で見てるとめっちゃ酔ったんだけど、FF15ひじょーに見やすい。もしかしたら全作そうなのかもだけど、隣で見やすくてストレスないのがよかったです。

 

とりあえず少しやらせてもらってそんな感じでした。気づいたことがあったらまた書くかな〜。

 

 

 

結婚式に行ってきた

http://anond.hatelabo.jp/20161203210820
30代の友人たちが - はてな匿名ダイアリー

 

大学時代の友人の結婚式に行ってきた。アットホームでみんな優しく暖かくてとってもいい式だった。

その帰りに上の記事を見て、ああこの気持ちわかるなぁー、と。

ブコメには「あんたの幸せのために友人がいるんじゃない」みたいな話もあるけど、そうじゃないのだよね。友人が「パートナー欲しいな」といいつつ、つまりパートナーを見つけ共に過ごすことに幸せを見いだしつつ、パートナーを見つけようとしないからモヤモヤするのだよね。わかるわかる。きっと親のような気持ちなのだ。幸せは一つの物差しで測れないこと百も承知の上で、そう思うんだ。

友人が本当に心配なら「誰か紹介しようか?」と声をかけるのがベストとは思う。やっぱり「結婚したいなら真剣に探しなよ!」と口先で言うだけでは、既婚者ゆえの押し付けに感じられてしまう時もあるから。(もちろん有効ではあるけど、友情がこじれる可能性が高い。)

「あなたの願いを叶える協力させて」という姿勢を見せていけば、増田さんの気持ちは友人に伝わるはず。もちろんお節介と思われるかもしれないけど、きちんと友人関係を築けているなら、ゆっくりわかってもらえると思う。

逆にブコメであるよう「本当は結婚したくないし興味薄いのだけど体面のために形ばかり結婚したいと言っている」というタイプかどうかも、きちんと話し合うことで見えてくる。もしそういうタイプだとわかれば、それはそれでお節介をやかずに「結婚に対する価値観は違うけど大切な友達!」として長く付き合って行くことができるはず。

結婚は幸せだと思うから、はたまた独身主義だから、というそれだけの考えの違いで友人を失うのはすごくすごくもったいない。幸せの定義が違ったって、仲良くはなれる。

モヤモヤを溜め込みすぎないでがんばってほしいなぁ。

 

 

 

 

 

 

人ごみがつらい

友人の結婚式が近いので諸々のアクセサリーを買うため、繁華街に行ってきた。

生来とにかく買い物に悩む。アマゾンで買うときすら無駄な買い物をしたくないと思うあまり頭痛がおきる。リアルの買い物では何軒も何軒も店をめぐり何個も何個も比較検討してどうかな〜やはり明日もう一度見てから決めるかな〜と考え行ったり来たりしてようやっと決めることができる。

しかして本日は土曜。街はとにかく混んでいた。

安物のアクセサリー店は幸運にもセール中だったが、そのため人がごったがえしている。ずらーーっと壁一面に並ぶピアス、イヤリング、バレッタ、ネックレス、チョーカー、ブローチ。パールもあれば星型もあり金も銀も赤も青も緑もその混合もベロア素材もタッセル付きもフープもハートもでっかいフープもでっかいハートも花型も小花柄もにっちもさっちも本日ぅーセール中ですぅーたいへんお買い得にぃーなっておりますぅーも狭い店内で左右から押し寄せる人もどどどうどどうどどどどうど。

 

買い物に向いてない人種というのもあるのですね……。

実家に帰る

いまから実家に帰る。

いま住んでいるところから約1時間離れたところにある実家には、母と兄が住んでいる。(父は祖母の介護のため父の実家に帰っている)

実家に帰ると何もしない。

おそろしいほど、何もする気がおきない。

原因はわかっている。母が大体なんでもやってくれる。「あんたたちぼさっとしてないで夕飯の準備手伝いなさいよもぉ〜!」などと言いつつ、65歳の母はぼさーっとしている子らを横目にてきぱき家事をしている。

そして自分は何をしているかというと、はてブを見たり、FGOをしたり、Twitterで友達腐女子の動向をみたりしている。中学生かっちゅーだらけぶりである。

……よく考えると同棲している彼は、二十うん年間こんな暮らしをしていた私と一緒に暮らそうと決めたのだからなかなか勇気がある人だ。

でも、でもでも、彼と暮らしている家に戻ると私もかなりパキパキ動ける。おそらく「自分が動かないとはじまらない」状態になってはじめて動けるようになるんだろう。真性のものぐさじゃなくてよかった……。

 

もう少し母親を労らねばと思う一方、こんなになんでもしてもらえて、かつ気兼ねなくごろごろしていられる喜びはそうないよな〜と思うと、ついつい甘えてしまう。ごめんね母さん。ありがとう母さん。娘はすっかりマザコンです。

 

今日は皿洗いくらいはする。

 

す、するはず……。

 

 

 

恋愛とか結婚とか2

昨日の続きっぽいもの。

「他者との衝突に臆病になりがちな人が恋愛をする方法」をあれこれ考えていたのを簡単にまとめるとこんなんになりました。ざっくり!

 

1 「世の中にはいろんな価値観の人がいる」と知る

2 「相性があわないことはよくある」と知る

3 好きになれるように見てみる

 

そもそも人付き合いが苦手な人というのは、他者に対しものすごく遠慮をします。

これをして嫌がられたらどうしよう。あれをしないで怒られたらどうしよう。迷惑かけたらどうしよう。他者を傷つけたくないという優しさから生まれる場合もあり、自分が傷つきたくないという保身から生まれる場合もあり。どちらにせよ「自分の素を出せない」ようになります。

すると人と話すのがキツイ。ほんとキツイ。ティーンエイジャーが「本当の私はどこ?」とポエムするのは大体こういった遠慮や気遣いの度合いがわからなくて本音が吐けないがゆえに起こっちゃうことだろうなと思います。

大体の人はそういう本音と建前を行き来しつつ一番自然な状態の自分を見つけるのでしょうが、遠慮しすぎてコミュニケーションすることに「恐れ」が染み付いてしまった人はそこからなかなか前に進めない。

「どうせ会話もりあげられないし」

「沈黙が落ちたらきまずいし」

と話すことそのものを諦め、知ってもらおうとしない。相手からしてみたらなんでもいいから話してくれたら楽しいのにな……と思っているかもしれないのに。

そこで一つ目

1 「世の中にはいろんな価値観の人がいる」と知る

ちなみに私はおしゃべり上手な人と話すのより、わりと無口な人や気難しい人と話すのが好きです。秘密の宝箱を開けた感じがして良い。レア度も高い!そんなわけであなたと話してみたいなーという人は意外とそのへんにごろごろおります。探してみよう!

見つけてもうまく続かない!という場合は二つ目

2 「相性があわないことはよくある」と知る

これを飲み込めると強い。会話がうまく続かない時に「自分の会話がうまくないせいで沈黙が……」となる人は特にこの考えを身につけると強い。会話は二人でするもので、話の内容はもちろん、リズム感やら声の質があわなくてもうまく会話が進まなくなります。「個人的に、一番相性のいいのは「話しているのを聞いていて安心する人」だと思ってます。話し方にはかなりその人の考え方が反映されているので、じわっと耳をかたむけてみてくださいませ。ちなみにあんまり相性よくなさそうだけどいっぱい話したいな……という場合は、相手の話し方にちょっと似せるといいと思いまする。

話はごちゃごちゃしましたが、「自分のせいで……」となると落ち込んで前に進めなくなるわ実際会話がうまくいかない原因を見落とすわであんまりいいことがないので、まずは「そういうこともあるよねー」くらいの構えでいればいんじゃないでしょか。

そして最後。

3 好きになれるように見てみる

これ意外と盲点じゃないかなーと思ってます。

私の観測範囲内では「自分に合う人がいない」という人ってあんまり恋愛上手ではなない。

いきなり「この人私にぴったり!」と思える人がひょろーっとやってくるはずはないのであります。

知り合う人に対し、「この人どうかな?自分と合うかな?」と探っていかなくてはならない。

しかしここで注意しなくてはいけないのは、「やさしい子だけど顔がな」「話してて楽しいけどお金がな」と条件付けから足切りの発想をしてしまうこと。これをしていると、いい人をどんどん取りこぼしていくことになります。

「恋愛っていうコストがかかることをするんだからやっぱりいい人を狙いたい!」という気持ちはわかりますが、理想ど真ん中ハイパフォーマンスな人を見つけたところで、それが本当にその人に合ってるとは限らない。

「条件がいい」は大事ですが「自分に合う」の方が安定した恋愛や結婚には欠かせないことです。

そして合う人は、とにかく好きになれそうなポイントをたくさん探っていくことで見つかります。

「一緒にいて安心する」「会話が盛り上がる」「尊敬できるところがある」「落ち込むポイントが一緒」などなど、長く一緒にいたいと思うならばかなり貴重なポイントです。減点法をせず加算法をして「顔はそんな好みじゃないけどここはときめくな」などと見ていくと、自分の予想していなかった思わぬ良い人に巡り会えるはずです。

そんな感じでざっくり終了! 

 

ひとまず恋愛・結婚したいけど怖いよーという人の話ばかりしてしまいましたが、心底から恋愛や結婚はいらない、と思う人ってどれくらいいるんでしょう。もっと意見を聞きたいなーと思う昨今です。

恋愛とか結婚とか

クローズアップ現代プラスから、恋愛したくない若者の話がだいぶ話題になってますねー。

私もリアルタイムで観て思うところがあったので、いつも通りざっくりちょこちょこ所感をば。完全に私見にまみれてます!まみまみ

 

私の周囲で恋愛や結婚に積極的になれない人の考えは、おおむね2パターンに分けられます。

恋愛に抵抗感を持つ人→傷ついたり傷つけられたりするのが嫌。

結婚に抵抗感を持つ人→責任を負いたくない。

つまりのところ、なんかしら衝突を恐れています。(ざっくり)

して今回は「いわゆる恋愛や結婚はめんどうー」といいつつ実際は怖がってる人にクローズアップしてみやす!

彼ら彼女らの中には

恋愛や結婚の喜び<他者との衝突に対する恐怖

っていう力関係があり、だからいまいち一歩踏み出せないようです。

個人的にはこの「恐れ」ってやつが恋愛・結婚に対して消極的姿勢になることの大きな要因のよーに思います。

で、この「恐れ」がうまれた背景には、やっぱりネットとSNSが大きく関わっているかなっと思います。

ネットで匿名の発信ができるようになってから、いわゆる「普通は話したくない恋愛(結婚)ネガティブ面」が大量に語られるようになりました。「年収が◯◯円以下なら相手にされない」「喪女(笑)」「あいつの嫁ブザイクだったざまぁ」「慰謝料に◯◯万」「旦那がDVだった」などなど。つまり

1、「恋愛や結婚の喜び」の矮小化

が手始めに起こりました。恋愛ドラマもトレンディなものが飽きられてからは不倫や浮気や二股やらのダークな恋愛ものが増えてきたような気がしますねん。

その後、SNS普及によって

2、他者との衝突の複雑化

も起こりました。クローズアップ現代でも「フラれた話が仲間内に広がっていた」という話がありました。そりゃ恥ずかしいし裏切られた気になるよな……。

そして不況!不況によって

3、恋愛をするための時間の減少

が起こりました。これがでっかい。就職氷河期長時間労働で「恋愛したいけど就活で時間ない!」「恋愛したいけど仕事で時間ない!」がぽんぽこ起きてます。(逆に恋愛上手は就活で彼氏彼女を見つけることもありますが。)ほんとうに仕事に圧迫されて恋愛に足を踏み出せない知り合いがめちゃめちゃ多い!さらに加えて、結婚するための資金はたまりにくいわ、長時間労働で精神削られてるから恋愛する気力などわかないわ……これだけでももう十分にやる気をくじかれますね!

そしてだいたいの人は思っているはずなのです……。「恋愛で十分相手を見極められなければ、結婚してもうまくいかなくなる可能性が高い」と……。ゆえに恋愛をしてから結婚をしたいと思っている人はまだまだ多い、はず。

だれかと恋愛をする自信がない。自信があったとしても時間がない。時間があったとしてもお金がない。(一部の人を除く)

ことさら恋愛に対し自信のない人にとって、結婚までの道はまるではてしなく長い旅路に見えるのではなかろうか……。

 

私の観測範囲では、恋愛や結婚に苦しんでいるのはこんなかんじに「コミュニケーション能力が低い(と思い込んでいる)人」と「恋愛市場価値が低い(と思い込んでいる)人」がだいたいです。そして大半は「できるなら恋愛も結婚もしたい」と考えている模様です。(中には「もてるけど恋愛はコスパが悪いからふーぞくがいい」という人もいますが話がそれるのでまた今度。)

たぶんこれからいろんなブロガーさんがいうように、恋愛や結婚の形は変わっていって、パートナーのあり方にも多様性が生まれると思います。

ただ、そうやって制度が変わっていったとしても、恐れゆえに恋愛や結婚に進めない人にとって必要なのは、やっぱりどこまでも「他者と深く関わる勇気」なんじゃないかなーと思います。さらに言えば「自分を素直に出して、相手を受け入れる勇気」が必要なはず。めっちゃんこ陳腐な言い回しですが、これが持てなければ恋愛や結婚をしなくてすむように制度がかわっても、どこかで苦しいことになっちゃうんじゃないかなー、と勝手に心配しています。逆に言えばそこさえ乗り越えられたら、時間やお金がないことに絶望せず、乗り越えていこう!と前向きになれるかもしれませぬ。

じゃあどうやったら素直になれるかというと……眠いからあした!